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バルバシアモンスター軍 階級・兵種考察

 モンスターという語が持っているイメージに飲まれて、ぼんやりとバルバシア兵以外の敵モンスターというのは本来統率力のないものだと、うっかり決めつけていたが、よくよく見るとモンスターのなかには階級らしきものを持っているものが存在している。

 オーガである。

 オーガには以下の種類がある。

オーガ
オーガコーポラル
オーガサージェント
オーガオフィサー
オーガチーフ
オーガキャプテン

 コーポラル(Corporal)というのは、アメリカ陸軍でいうところの伍長にあたる。
 サージェント(Sergeant)とは、軍曹や曹長のことをいう。
 オフィサー(Officer)とは、将校や士官のことをいい、アメリカ軍では准尉のことをウォレント・オフィサーと呼ぶ。
 チーフ(Chief)とは、指導者などのこといい、部隊の長などをこの名で呼ぶ。この場合は、オフィサーよりも位が高いので、准尉長あたりだろう。
 キャプテン(Captain)とは、アメリカ陸軍では大尉のことをいう。

 このように、オーガには細かな階級が存在しているのだ。はっきりいって仲間割れ起こしているような冒険者よりも統率力があるかもしれない。
 むしろ、階級の多さだけで言えば、下級、中級、上級だけで分けられているバルバシア兵よりも多い。圧倒的な縦社会である。上級のオーガになるほど持っている金が多いことを考えると、もしかしたら給料や取り分が違うのかもしれない。出来高払い、山賊紛いの行為で生計を立てている冒険者よりも格段にシステマチックだ。

 もっともオーガには、兵種というものがない。全て前衛物理系である。大尉であろうとも、素手でトリプルパンチを繰り出さねばならぬのだ。そういう目で見ると、オーガの階級というのは、力の強弱で作られた上下関係に階級名を付けたものだけかもしれない。

 兵種の多さに関していえば、バルバシア兵は非常に多い。以下がその兵種である。

斥候兵
弓兵
軽装兵
軽装騎兵
重装兵
重装騎兵
重装弓兵
魔導師
機械兵

 さすが人間といったところだろうか。また、このほかに階級として下級、中級、上級とある。しかし、戦闘に出てくる敵編成を見ると、下級兵は下級兵だけで、中級兵は中級兵だけで部隊を作っていることがわかる。
 このことから見ると、バルバシアの軍隊はどちらかといえば横社会かもしれない。


 しかし、兵種の多さに関しては、他のモンスターも相当のものを持っている。

コボルド
コボルドバード
コボルドファイター
コボルトメイジ
コボルドチーフ

オークスカウト
オークメイジ
オークファイター
オークシャーマン

ゴブリン
ゴブリンファイター
ゴブリンナイト
ゴブリンソーサラー

 このように、彼らは同じ種族でありながら、分業して戦闘を行っており、知性はそれなりに高いものと思われる。
 特に、オーク族はスカウト、つまり偵察役まで作っており、かつ単なるオークというものがいない。これは、オーク族全員が何らかの仕事について戦っているといことであり、オーク族の社会に分業という概念が深く浸透しているということではないだろうか。
 まぁ、偵察役なのに自ら戦ってしまうのはダメだけど。

 このように、私たちが普段何気なく戦っているモンスターにも階級があり、分業制度がある。決して、私たちはただの化け物と戦っているわけではなく知性ある敵と戦っているのだ。
 あくまでも、これは狩りではなく、戦争だと言うことだ。
by akuda | 2005-06-15 22:56 | 世界
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