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キャスティングに見るシリーン通貨

 684年11月のPT675でキャスティングが二回使われている。結果は二回とも金塊。
 一人あたり152~274sを拾っている。

 オープンテストでのキャスティング結果は、今のところ、これ一つしかないがクローズテストでは何回か使われたらしい。友人が、そのデータをくれた。以下がそのデータである

・出現回数
銅貨:1
銀貨:3
金貨:4
金塊:4
破滅の扉:1

・一人あたりの取得金
銅貨:2~30s
銀貨:7~80s
金貨:120~130s
金塊:200~220s

(クローズテストデータ)


 さて、これで色々な事実が明らかになる。
 シリーンの通貨には、銅貨・銀貨・金貨が存在するということだ。また、金塊がそのままシリーンに換算されているところを見ると、金本位制度が採用されていそうである。金本位制度とは、その国の貨幣が、金の一定量の等価関係になっている成り立っている貨幣制度のことだ。
 しかし、銀行券や紙幣が落ちてこないのを見ると、金本位制度というより、むしろ金属そのものが通貨として使用されている可能性もある。
 まぁ、どちらにしても、金とシリーン通貨が等価関係にあることには違いない。

 さて、では、金1gあたり、どれぐらいの値段なのか。
 こちらの世界にある昔の金貨を見てみると、重さは大体8g~3.5g程度だったようだ。ここでは、ひとまず金貨1個5gと仮定する。
 一回のキャスティングで落ちてくる金貨の数だが、さすがに一個は寂しい。落ちてくる価格に幅があることを考えると、落ちてくる数や金貨の重さ(大きく削れてたりすると値段は下がる)が違ってきているのだろう。と、いうことで、一人あたりの価格を100~150s、落ちてくる数を2~3個としてみる。これなら、6人PTで15個ぐらい拾える。見た目的に一攫千金なイメージはないが、そういう魔法なので、いいだろう。
 さて、これから考えると、最大値の150s÷15g=10で、金1g=10sとなる。10000s=1kgである。

 これで換算すると、所持金覇者のレーティアさんは約83kgの金を持っていることになる。銀や銅も混じっていると、もっと重い。とてもじゃないが、冒険には出られないだろう。危ないとかではなく、重さで。
 


 こちらの世界でシャーロックホームズの時代。まだ金本位制度だったイギリスでの工員の年収は、20~50ポンドだったらしい。1ポンドが7.99gのソヴリン金貨と等価だから、159.8g~399.5gの金で、一年間普通に暮らせることになる。
 DK3世界でいうと、1598~3995s。一番上の3995sならば、かなり裕福な方だ。
 この当時のイギリスは、上下の差が激しいので下の方だと年収5ポンドとかで暮らしてる人もいた。約400sである。

 DK3の冒険者の生活を見ると、平均月収66.6sのエレミア平原でくすぶっていても、年収800s程度。ゴルダ山脈なら、倍近くの1600sになる。これに+宝箱なんかで、もう少し増える。餓死した人がほとんどいないのを見ると、軍からある程度食料でも貰っているのだろう。賄い付きで、この年収は結構多い。
 この金本位制度下のイギリスよりも、金とシリーンの価値はもう少し低いぐらいだろうか。



 さて。
 ちなみに、こちらの世界では、大体二度、大きく金の値段が下がった時期がある。一つは大航海時代が始まって新大陸から金が流れてきたヨーロッパ。そして、もう一つは、ここ一世紀ぐらいだ。流通、採掘技術ともに急速に発達したため、今人間が持ってる金の94%は、この一世紀の間に掘り起こされた。
 で、現在日本では金1g=1400円ぐらいらしい。金貨一個9000円。キャスティング一回約25000円。
 なんで私は金魔法使いにならなかったんだろう。キャスティング四回も使えば、結構豪華な生活が出来るのに。液晶テレビだって買えるのに。とか思ってしまう。
 そういう輩には、きっと破滅の扉が降ってくるのだろう。


・参考資料
「コインの散歩道」
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sirakawa/
by akuda | 2005-07-04 04:47 | 世界
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